コラム おいしい沖縄

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女性として失格!?

女性として失格!?

沖縄の食は、農業が盛んな地域や漁業が盛んな地域、商業の地域などなど 場所によって違いはありますが、それぞれで知恵を絞った食文化があります。

私の住む読谷村の戦前の「食」について調べていたら、女性として失格とされれる の文字を発見!!
この厳しい言葉はなんだろうと思い恐る恐る見ていたら、味噌に関係していました。 よく利用されていた調味料の味噌はすべて自家製で、味噌作りは女性の仕事で、 味噌を買って食べる人は女性として失格だと言われたそうです。

別の地域でも、味噌を買って食べると家計が厳しくなる事から 嫁を叱る年寄りもいたそうです。 味噌は短くても3カ月はねかし、その後食べる。
味噌がめに入れて保存されており、1年ねかした1年味噌・・・2年味噌・・・3年味噌・・・ と古ければ古いほど美味しく栄養のあるものと言われ、古い味噌を食べる家の嫁は 良い嫁だと褒められていたそうです。

また、「味噌と塩はやーぬぬし(家の主)」と言って大切に扱われ、引越しの時はこの2つを先に 運び入れていました。 沖縄では、今でも引越しの時に行っている人は多いです。 私も母から教わり、引越しの時に荷物を運びいれる前に行いました。

その土地の作物を利用した味噌が沖縄にはたくさんあります。 その一部をご紹介します。

そらまめ味噌・・・
沖縄県中部で伝わってきた味噌。
そらまめ・大豆・麦などを使ったこくのある味噌。
今は読谷村で盛んに作られています。

そてつみそ・・・
粟国島と奄美大島のみで作られている味噌。
そてつの実と大豆などを使った味噌。

宮古味噌・・・
宮古島で作られている味噌。
沖縄では珍しい、麦麹で作った甘みのある味噌。

久米島味噌・・・
久米島で作られている米味噌。
久米島味噌を使用したクッキーなどのお菓子や油味噌などもあります。

味噌汁やンブシー(煮物)、和え物、ぼろぼろジューシー(沖縄風おじや)、 スィーツなど、いろいろな料理で利用されている味噌♪
それぞれの特徴をいかした料理で美味しいく頂きたいです。


島やさい工房
「かめさんといっしょ」
    島袋 都子

2012/08/10