おきレシとは?

おきレシ History ~レシピサイトおきレシが出来るまで~

普及員の素顔

島袋 律子

島袋 律子

この仕事について何年でしょう?
19年目
この仕事を選んだきっかけがあれば、教えてください。
たまたま、です。募集していると聞いたので。
この仕事をやっていて良かったと思った瞬間は?
農家の方から喜ばれたときです。講習会で、なるほど~とか、そっかーとか、新しいことがわかったとき、できるようになった時の顔を見ると嬉しいです。
この仕事が辛いと感じた出来事はありますか?
講座、講習会の準備が十分でないと失敗したり、時間内にできず参加者に満足してもらえません。でも、日々の業務でその時間がなかなか取れない時につらいと感じます。
また、農家が困っていることにすぐに対応できない時が多くてつらいです。
普及員が集めたレシピに対する思いを聞かせてください。
平成9年にゴーヤー膳を名護市の比嘉さんが考案したのをきっかけに、地域の農産物を活用した「膳」をつくる取り組みが広がりました。 その時のコンセプトは、ゴーヤーチャンプルー以外のメニューを膳に組み込むことでした。
沖縄では誰でも知ってるゴーヤーチャンプルーを当時の県外の人はほとんど知らなかったので、ゴーヤーを県外の人に好んで食べてもらうには、チャンプルー以外のものを提案したいと思ったからでした。
そのゴーヤー膳が全国のコンクールで農林水産大臣賞を受賞し、苦くて個性の強い野菜であるゴーヤーが、全国的に受け入れられたことを実感でき、ホントにうれしかったです。
その後、チャンプルーも全国どこでも食べられる料理になってきたことは、うちなーの食文化(苦味を受け入れて楽しむおおらかさ)を分かって貰えたということなのかなと、感慨深いものがあります。
地域には、新しい味をつくっていくクリエイティブな感性をもった生産者の方々がいっぱいです。今後もその方たちを応援していけるよう自分自身にも磨きをかけたいです。