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おばあが教える島の味『豚のあんだみすー&魚のあんだみすー』

2016年7月19日 14:00

沖縄の家庭の味のひとつが油みそ。方言では「あんだんすー」と言ったり、ひでおばあのおうちでは「あんだみすー」と言うそうです。あんだ=油、みす=みそ、の意味になります。

「昔は貧乏だったから、あんだみすーでご飯をたくさん食べたわけよー」とひでおばあは言います。甘めのあんだみすーがご飯によく合うので、おにぎりの具にしたり、弁当にいれるとぴったり。子どもたちが外にでるときは、あんだみすー入りおにぎりを炙った芭蕉の葉でおにぎりを包んで持たせていたそうです。その味が今でも忘れられないと家族の方は言います。

あんだみすーは保存もきくので、多めに作りご飯のお供として頻繁に食卓にあがったのだそうです。また県外で大学に行っている親戚にも作っては送ってあげ、とても喜ばれていました。現在でも、市販のあんだみすーではなく「手作りのあんだみすーを食べたいから送って」という親戚も多いそうです。

「あんだみすーは、沖縄の家庭の味。好きなみそ、好きな甘さ、それぞれ好みの味わいがあると思うから、量を調整して家々の好みの味にしてもらえば」とお嫁さんの邦子さんは言います。邦子さんが好きなのは「おうちで手作りしたみそを使った甘目のあんだみすー」です。

ひでおばあのおうちでは定番の「豚のあんだみすー」と漁港の近くならでは「魚のあんだみすー」の2種類を作ります。この作り方をベースにして、「みなさん好みのあんだみすー」を作ってみてはいかがでしょうか。

 

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豚のあんだみすー

材料(10人分)

・三枚肉 1.2kg(2斤)

・ピーナッツバター 100g

・みそ 200g

・黒砂糖 大さじ2

・三温糖 大さじ3

 

作り方

1、三枚肉は食べやすい大きさにカットし、1時間ほど下茹でする。※食べやすい柔らかさになるように調整して下さい

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2、油をしかないで豚肉を炒め、豚肉から脂が出てくるまでじっくり炒める。

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3、ピーナッツバター、みそ、砂糖(黒砂糖・三温糖)の順に入れ、混ぜ合わせながら熱し、十分脂がでて混ざり合ったらできあがり

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魚のあんだみすー

材料(10人分)

・なまり節 4本

・サラダ油 大さじ10 ※たっぷり使って下さい

・和風だしの素 1/3袋

・黒砂糖 大さじ6

・三温糖 大さじ3

・みそ 400g

 

作り方

1、なまり節を包丁で適当な大きさに切り、さらに手でほぐし細かくする 。

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2、フライパンに油をしき1を炒め、身がしっかりしてきたら和風だしの素とみそをいれてさらに炒める 。

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3、黒砂糖と三温糖を加えていため、味がなじんできたら出来上がり 

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