天ぷらの中身は食べてからのお楽しみ♪ 2012年12月11日 15:47 サクッとした歯ごたえの衣を温かい天つゆにつけて頂く天ぷら。 食材にうっすらとついた衣で、ナスの紫色・エビの赤い色・南瓜の黄色・大葉の緑色と 色とりどりの食材が鮮やかに盛りつけられています。 このような天ぷらを初めて食べたのは10代後半で、揚げ物なのに油っこくない!!と驚いたのを 今でも覚えています。 それまで天ぷらを食べたことがないわけではありません。 幼い頃から食べ慣れていた天ぷらは、しっかりとした厚みのある衣が食材を包み 見た目はすべて衣の黄色で大きい沖縄風天ぷらです♪ 沖縄風天ぷらは、衣自体に塩味が付いているので、天つゆなどにつけずにそのまま頂きます。 しっかりとした厚めの衣は、揚げたてはもちろんですが、冷めても美味しく、 食事としてというよりは、おやつなどで食べる事が多いです。 また、行事毎に作られる重箱料理でも使われています。 私が学生の頃、部活の大会の前などによく差し入れで頂きました。 衣で覆われた沖縄風天ぷらは中身が見えないので、食べてみてからのお楽しみ。 イカ天ぷらと思ったら、魚天ぷらだったり、中身を当てっこし楽しみながら食べました。 沖縄風天ぷらの衣は、和風の天ぷらより粉が多め、そしてしっかり混ぜ、塩を少々入れて作ります。 良く利用される食材は、魚・イカ・サツマイモ・いんげんなど・・・ かき揚げでは、もずくがよく利用されています。 もずくを使ったかき揚げも、通常作られるかき揚げとは少し違います。 かき揚げを作る時は、溶いた卵に水と小麦粉を加え混ぜ合わせた衣を作り、 小麦粉をまぶした食材を衣に入れ揚げていきますが、もずくの入ったかき揚げを同じように作ると もずくからの水分が出て水っぽくなります。 もずくの天ぷらは、もずくを含めた材料の中に小麦粉・卵を加え混ぜ合わせ、 水は入れずに、もずくからの水分で美味しいかき揚げになります。 ボリュームがあり、冷めても美味しい沖縄風天ぷらは人気で、天ぷら屋も各地に多くあります。 「天ぷら」と書かれた看板を見つけたら是非お試しください。 島やさい工房 「かめさんといっしょ」 島袋 都子