イベントカレンダー

平成25年度 九州沖縄農業試験研究推進会議畑作推進部会 九州ソバ研究会

1 開催要旨

ソバ栽培は九州から北海道まで広く行われているが、沖縄県ではソバが栽培されていなかった。近年、ソバ栽培による赤土流出の防止効果や不良土壌に対する適応性が試験的に確認され、沖縄県へのソバ導入効果が期待されている。

沖縄県北部に位置する大宜味村では、耕作放棄地対策として、さらに6次産業化を目指して新作物ソバの導入を図っている。2009年から栽培に必要な農業機械や施設整備を開始し、製粉加工までの整備を行なっている。ソバ栽培は沖縄県の温暖機構を活用して晩秋から春の期間に品種「さちいずみ」を作付けしている。

本研究会では、大宜味村でのソバ導入に至る経緯、生産と販売の現場を紹介、大宜味村での安定生産を実現する上での問題点である鳥獣害対策、土壌改善などの今後の研究課題について検討する、なお、鳥獣被害は九州各県中山間地域でのソバ栽培でも効果的な対応が求められている。

 

2 開催時期 平成25年5月9日(木)14:00--5月10日(金)11:45

 

3 開催場所 

1)現地検討会 沖縄県大宜味村 沖縄県農業研究センター
2)室内検討会 沖縄県大宜味村環境改善センター

 

4 日程

1)室内検討会 5月9日14:00~17:15
(1)南西諸島向けソバ栽培技術開発の現場と課題・・・・・・・・・・九州沖縄農業研究センター 原貴洋
(2)大宜味村のソバ栽培を活用した6次産業化の取り組み・・・大宜味村役場
(3)沖縄県産ソバのニーズと産地戦略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・琉球大学 内藤重之
(4)有害鳥獣の生態と被害対策技術について・・・・・・・・・・・・・中央農研農研機構鳥獣害管理プロジェクト 百瀬浩

2)現地検討会 2日目 09:00~11:45
(1)そば感想調整製粉施設(マイクロバス)
(2)大宜味村における一般栽培團場と現地試験團場
(3)沖縄県農業研究センター名護支所の試験栽培團場

 

5 参集範囲:九州・沖縄各県の試験研究機関、行政機関、普及指導機関、九州農政局、沖縄総合事務局、大学研究者、農研機構、JIRCAS石垣支所、その他関係者

6 参加申し込み:別紙により4月16日までにお申込みください。

7 問い合わせ先:九州沖縄農業研究センター作物開発・利用研究領域 手塚隆久・原貴洋
〒861-1192 熊本県合志市須屋2421
tel:096-242-1150(代表) fax:096-249-1002 Email:ttesuka@affrc.go.jp

地図