LEDトラップ久米島で活用へ
イモゾウムシ根絶検討会
【久米島】島内でイモ類に寄生する移動規制害虫のアリモドキゾウムシの根絶が確認された中、残るイモゾウムシの根絶を目指した「イモゾウムシ根絶に係る光とトラップの検討会」が1月31日、町具志川農村環境改善センターで開かれた。
島内からイモの県外出荷の解禁には、イモゾウムシの根絶が不可欠となっている。
検討会には、岡山大学大学院環境生命科学研究科宮竹貴久教授をプロジェクトリーダーに、農水省や横浜植物防疫所調査研究部など10機関20人が出席し、実用開発された紫外領域波長のLED(UV-LED)光トラップが披露された。
宮竹教授は「イモゾウムシではフェロモンが見つからず、発生の有無や防除効果の確認が困難であることから、有効なトラップの開発が望まれていた。開発したLED光トラップは電球120個を使用、色の変化うあ光の角度調整も現場でできる」などと説明した。
今後、イモゾウムシの習性を踏まえ、効果的な設置を検討し本格的に活用していく。
平成25年2月9日 沖縄タイムス
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