去年の3月まで
沖縄県のお仕事で
地産地消コーディネーターの
仕事をしていた時のお話・・・・
地産地消コーディネーターの仕事は
地元糸満の農家さんが育てている生産物の把握と
収穫時期、価格をデーター化し
学校給食側に情報提供したり
学校給食側がどんな野菜がほしいのか
農家さんに情報を発信するなど
案外面白い仕事をさせて頂きました。
なので、事務所にこもり農家さんに電話したり
学校給食関係者に連絡したりと事務的は仕事がほとんど・・・
そんな中、県外の方から沖縄の野菜に食べ方、育て方の問合せが
毎日20件以上あるんです。
一部県内の方からも、そんな中、面白い問合せがありまし
それは・・・
A:「ゴーヤーを育てたけどとても苦くて食べれない!!美味しく食べる方法は??」と言う物
私:「薄くスライスして塩もみ、流水で洗うと苦味が取れますが栄養素も一緒に取れてしまいます。」と回答
A:「沖縄の子供達に料理してあげる時の苦味の取りかたは・・・??」
私:「私は苦味取りはしてません。切って、炒めてあげてます。
苦味が嫌いな子も居ますが、ほとんどの子が大人と同じ用に食べますよ。」
A:「調理法に工夫があるの??」
私:「はい、チャンプルーの場合は豆腐と合わせること、たんぱくな豆腐とが苦味を抑えてくれます。
また、豚肉と炒めることで栄養その吸収効能が高まり夏場バテい効果的です。
又、卵でとじる際に少し半熟状態にすると、卵がコーティングして苦味が和らいだ様に感じます。
最後に・・・皿に盛り付けた後に削り節をふりかけると、旨み成分が苦味を抑えてくれますよ。」
A:「材料ひとつひとつにこんな意味があったんだ~すごい!!
ちなみに・・・黄色くなったゴーヤーて食べれます??それともやっぱり腐ってる??」
私:「熟しただけです。ジャムにしたら美味しいですよ。おためし下さい。」
A:「食べれるんだ!!それもそんな食べ方が・・・今まで傷んでいると思い捨てていました。」
私:「黄色い色が少しでもあるならそのまま木で熟させて、自然に割れ目出来たら収穫しジャムにして下さい。」
こんなやり取りの3日後・・・
A「美味しく調理出来ました、初めて苦味が美味しいと感じましたよ。熟したゴーヤーは今まだ収穫出来ませんが収穫後挑戦してみます。」
当たり前と思っていた調理法、熟した黄色いゴーヤーを沖縄の人も食べることが無いのに
挑戦してみると言ってくれたことが嬉しい思い出です。
去年の夏は、どんな料理に挑戦したのかな・・・