おきレシを知る! 見る! 楽しむ! ゴーヤー調査隊

ゴーヤー農家さんを訪ねて

2012年7月 4日

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今回訪ねたゴーヤー農家の大城さんの育てているゴーヤーの品種は「群星」(むるぶし)という品種。病気になりにくく、早く成長するのが特徴です。これまでもゴーヤーは何度も品種改良が行われ、今では沖縄のゴーヤーは栄養価・味ともに県外からも高く評価され、需要が高まり、沖縄の夏野菜といえばゴーヤーというくらいにまで浸透しています。

ハウスに入ると土はふかふか。ゴーヤー栽培に適した土は水はけが良いこと。水はけのよい石があることで水が滞り、根ぐされを起こすということを防いでいます。また意外なことに、ゴーヤーは暑すぎるのも苦手。8月ごろはハウスの中は50度近くまで上がってしまうそうです。ゴーヤーにとって温度管理はとても重要。毎日朝と夕方にはハウスを開け閉めしたり、成長過程で古い葉や大きい葉は落として風通しを良くし、最適な温度に保つようにしています。

大城さんは農家歴8年目の若い農家さん。周りには農家歴を30年、40年の大ベテランさんがたくさんいます。でもみなさん「自分が作っているものに自信はあるけれど、もっと良いものを育てるために工夫していきたい」と仕事に励んでいるそうです。それぞれにノウハウや工夫があり、大城さんも日々周りの方から学び、自分なりに試行錯誤しながら良いものを作っています。毎年毎年、「もっと良いものを消費者に提供したい」という気持ちがあるからこそ、ゴーヤーはおいしく、消費者に愛され、県内外で高く評価されているんですね。