学校給食も県産食材でおいしく食べよう

学校給食も県産食材でおいしく食べよう

北部地域産地視察

北部地区産地視察

 

平成29年8月17日(木)

沖縄県内の栄養士の先生をお招きして『北部産地視察』を開催しました。

今回は、沖縄の夏の果実を中心に視察を行っていきます。

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集合場所である沖縄中央卸売市場を出発して

最初に訪れたのは、『沖縄県農業研究センター 名護支所』です。

 

案内役の阿波根さんに始めに案内されたのは、パイン圃場

そこで、パインの特性、ゴールドバレル、サンドルチェ等の

品種の説明を受けました。続いて、マンゴーハウスの前でマンゴーの品種である

「てぃらら」「夏子紅」説明や栽培の歴史について説明して頂きました。

 

 

         

 

最後は、カンキツ類圃場

こちらのセンターでは、約180樹の在来カンキツを保存しており

シークァーサー、カーブチー、オートーの他に

フレーバーティーに適しているという面白いカンキツ等も説明して頂きました。

また、カンキツ類は学校給食でも利用される事が多いことから

先生からの質問も多く「皮が薄い品種はありますか」、「子供達が好きになりそうな食味の品種はありますか」等の質問が多くありました。

 

 

 

昼食は、名護市にある『美ら島キッチン』さんを訪れました。

 

バイキング形式の食事で、ハンダマーやエンサイ、島カボチャ等の

島ヤサイのしゃぶしゃぶを提供されていて、

食材そのものの味を味わうことができる場所です。

       

また、今回は午後から視察予定の温州ミカンとシークァーサーを

使ってカレーとシャーベットを調理して頂きました。

 

カレーにみかん!?とビックリしましたが、食べてみると

とても美味しく以外な組み合わせに先生方も新しいレシピの

発見だと楽しく食事をされていました。

 

 

お腹も一杯になり

次に向かったのは、名護市にあるシークァーサー選果場です。

こちらで生産者さんが収穫したシークァーサーを

洗浄し、大きさ、形、キズ等をチェックしパックや箱詰めを行う場所です。

○写真

 

JAおきなわ北部地区営農振興センター 照屋さんから

こちらの選果場は、最大1日約3トンの選果を行う事もあり、

選果されたシークァーサーの多くは県外へ出荷しており

今年は、表年との事で潤沢な入荷を予定しているので

学校給食でも是非取り入れてもらいたいとの事でした。

        

そしてこれから、選果が始まるとの事で案内され中に入ると

大きな選果機があり、先生達も初めて見るという方が多く

興味津々で機械の中を覗いたり職員の方に

「洗浄の仕組みはどうなっているのですか」

と色々質問をされていました。

    

 

 

続いて、バスで移動し照屋さんに案内され山道を歩く事20分

皆さん汗だくになり訪れた場所はシークァーサー圃場

案内された一帯の農家さんはご高齢の方達が多く

また、写真では伝わりづらいですが結構な傾斜地で

作業中のケガも少なくないそうで、その中で作業されている

農家さん達には頭が下がる思いでした。

 

 

そして、最後の視察先は温州みかん圃場です。

農家さんが、急用で対応できないとの事で引き続き照屋さんに

説明をして頂きました。

沖縄は温州みかんの日本一出荷の早い産地で、

今年は生産量の少ない裏年で去年より3割程は少ない約187トン

を見込んでいるそうですが、現時点では台風の襲来もなく

生育は非常に順調で美味しい温州みかんに仕上がる予定との事でした。

 

こちらの圃場では、極早生品種の「日南」を栽培しており

収穫体験を行いました。

 

 

最後に収穫した温州みかんと一緒に集合写真を一枚。

 

そして、沖縄中央卸売市場に戻り

最後に豊見城市立学校給食センターの根川先生より

学校給食を提供する側として食材の産地視察やそれに関する

施設を訪れ実際に見て話しを聞く事ができて大変勉強になりました。

との今回の視察の感想をいただき全日程を終了しました。

   

 

今回の北部視察にご協力して頂いた農家さん、沖縄県職員さん、JAおきなわ職員さん

そして視察にご参加いただいた栄養士の先生方、大変真にありがとうございました。